こんにちは、ゆきです。
興味あったらリンクからどうぞ!今後ともよろしくお願いします!
たまにこういうDMがXに来ることがあるんですが、
皆さんは見たことありますか?(プライバシー保護のため一部編集済み)
まぁー失礼ですよねw
こんなやり方で成約率激低いだろうに、
結果の出るやり方を知らないんでしょうね。
お可哀想なことです。
…って思ってふと、
リアルで似たようなことがあったことを思い出しました。
とあるギャラリーに、
絵画を見に行った時の話ですが…
衝撃的な営業を受けたんです。
当時学生だった私は
絵画はとても手が出せませんでしたが、
ギャラリーは見るだけの人も多いもの。
わたしはウキウキしながらギャラリーに入ったんです。
そこには30年前からある有名ゲームの
パッケージデザインにも使われてる
イラストが展示されていました。
ずっと「生で見たい」と思っていたので、
感動もひとしお。
それ以外にも
見たことのあるイラストから新作まで
大迫力の絵画に囲まれ、幸せな時間を過ごしました。
そんな時。
スーツ姿の若い男が近づいてくるのが見えた。
そうです、ギャラリーの営業マンです。
正直、買うお金はまったくないものの、
どんな営業トークが聞けるのか、楽しみな自分もいました。
近づいてくる男に気づきつつも、
私は特によけることもせず、絵を眺めながら
営業トークを待ち受け…
営業マンから飛び出してきた第一声が、こちら。
「この絵すごいですよねぇ~。絵の具で描かれてるんですよー!」
マジで耳を疑った。
この人は客が何を見に来てると思ってるんだろう?って。
一瞬、馬鹿にされてるのか?とすら思った。
たぶんこの時、
私の顔には「は?」って書いてあったと思うw
当時の私は学生で、
ビジネスのビの字もかじってなくて
このことは意味の分からない出来事として
記憶してたんですが、
今振り返ってみると、
思いっきり逆インサイトを踏み抜いててやべーなと思う。
インサイトというのは、
顧客の中の潜在的な欲求やニーズのこと。
ギャラリーに行く人というのは、
ある程度、美術センスや業界知識があって
そこにステータスを感じている人たちなわけです。
もちろん、どんな技法が使われているだとか、
どんな道具が使われてるだとかは、
ある程度は見ればわかります。
本来であれば
そういうインサイトをくすぐる
営業トークをするべきなのはわかりますよね?
しかしこの営業マンは真逆で、
アート属性の高い人に対して
「絵具で描かれている」という
ごく当たり前のことを言って、神経を逆なでしてる。
これって暗に
「絵の具で描かれてるってわからんやろ」
「お前に見る目はない」と
言ってるようなもんですからね。
まぁ、もしかしたら
若くてアートに対する素養がないように見えたとか、
ゲームイラストが多い展示で、アート初心者がターゲットだったとか、
要因はいろいろあるかもだけど。
はい。
で、結論何が言いたいかというと、
インサイトは大事だよってこと。
冒頭でご紹介したDM営業は、
私がギャラリーで受けた営業のように
インサイトをガン無視していて、
反感を買いやすいので成約まで繋がりづらい。
でも逆に、
顧客のインサイトに寄り添って訴求ができると
「なんで私が欲しかったものわかるの!?」
「すごい!欲しい!」
と感動とともに成約が決まるわけです。
X界隈を見てると、
独りよがりな訴求が多すぎます。
相手の必要としているものを
もっと見ようとしないと、
大事なものを見落とす。
自分軸でなく、相手軸になって、
本当に必要とされるものを訴求しませんか?
…っていうことが言いたかった記事でした。